こんにちは。四柱推命鑑定士の雄高(ゆうこう)です。
四柱推命でよく出てくる地支の組み合わせに冲、刑、六害、破といった組み合わせがあります。
これらの組み合わせは基本的には凶作用をもたらす星で命式の中にあったり大運や年運で巡ることが忌み嫌われている星です。
冲の解説はこちらの記事でしていますので今回は刑、六害、破の解説をしていきます。
刑(三刑、自刑)とは?
刑とは尅しあう関係、攻撃し合うといった意味やぶつかり合う地支の関係をいいます。
刑には三種類あり、通常の刑(子と卯)と、三種類の地支が合わさった三刑と、同じ地支の組み合わせの自刑があります。
- 子と卯
- 巳と寅
- 戌と未
- 巳と申と寅
- 未と丑と戌
- 午と午
- 辰と辰
- 酉と酉
- 亥と亥
刑は冲より作用が弱いですが刑の組み合わせの地支が元命式や大運・年運で巡ると離婚・別居やパートナーとの不仲などの象意が出ることがあります。
子(水)と卯(木)の刑は相生関係なので作用が軽微です。
六害(りくがい)とは?
- 酉と戌
- 申と亥
- 未と子
- 午と丑
- 巳と寅
- 辰と卯
六害とは急襲、攻撃などを意味します。別名、相穿(そうは)とも呼ばれている組み合わせです。
しかし、冲や刑と比べると作用が軽微なので実際の鑑定では無視しても構いません。
未(土)と子(水)、午(火)と丑(水を含んだ土)、辰(土)と卯(木)は六害の中でも凶作用が強くなります。
酉(金)と戌(土)、申(金)と亥(水)、巳(火)と寅(木)の六害は地支が相生関係で特に六害の影響が薄くなります。
破(は)とは?
破とは、支破(しは)とも呼ばれている組み合わせです。
破も地支同士の関係を破る組み合わせと言われており、凶作用のある組み合わせになります。ただし、冲や刑・六害より凶作用は軽微で流派によっては破を無視する流派もあります。
- 酉と子
- 辰と丑
- 亥と寅
- 午と卯
- 申と巳
- 未と戌
亥と寅、申と巳は支合の関係でもあるので支合を優先し、未と戌は刑の組み合わせなので刑をみます。
破は凶作用が軽微なので実際の鑑定ではほとんど重視しなくてもよい良い組み合わせです。
まとめ
地支の作用を見る時は冲・刑は重視しますが害、破などは凶作用が軽微なため見なくてもよいです。
命式に冲・刑がある場合や大運で巡った時にパートナーとのトラブルや仕事上でのトラブルになりますいとみます。
害や破は四柱推命の流派によっては重視したり重視しない流派もあります。私の看方でも害や破はほとんどみません。
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