四柱推命の併臨の大運・年運のベストな過ごし方を解説! | 四柱推命を勉強するためのサイト | 四柱推命ラボ

四柱推命の併臨の大運・年運のベストな過ごし方を解説!

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四柱推命の命式を見ていると、自分の持っている干支とまったく同じ干支が、運気(大運や年運)で巡ってくることがあります。これを専門用語で併臨(へいりん)と呼びます。

流派によっては伏吟(ふくぎん)と呼ばれ、苦しんで呻く時期などと怖い表現をされることもありますが、現代の解釈では必ずしも悪い時期ではありません。

むしろ、人生を大きく変える再出発のタイミングであり、エネルギーが充填される重要な時期です。この併臨が巡ってきたとき、私たちの運勢には何が起こるのか、そしてどう過ごせば幸運を掴めるのかを詳しく解説します。

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併臨とは何か?エネルギーが倍増する仕組み

併臨とは、命式の中にある柱(年・月・日・時)と同じ干支が、後天的な運気で巡ってくる現象のことです。

例えば、日柱が甲子(きのえね)の人が、甲子の年を迎えるような状態を指します。

自分自身と向き合うリセット期間

同じ干支が重なるということは、その柱の意味が強調されることを意味します。鏡を見ているような状態になり、自分の良い部分も悪い部分もハッキリと浮き彫りになります。

これまでの生き方を見直し、新しいステージへと進むためのリセットボタンが押される時期。それが併臨の正体です。

大運と年運における併臨の違い

併臨が、10年ごとの運気である大運で来るのか、1年ごとの運気である年運で来るのかによって、その影響の規模と期間が異なります。

大運併臨:人生の大きな節目

大運で併臨が巡る場合、その影響は10年間続きます。これは人生の大きなテーマが変わることを意味します。 これまでの価値観が通用しなくなったり、生きる環境がガラッと変わったりします。第二の人生が始まると言っても過言ではないほど、大きな転換期となります。

年運併臨:短期集中型の変化

年運で併臨が巡る場合、その影響はその1年間に集中します。 突発的な出来事や、具体的なイベントとして現れやすくなります。結婚、転職、引っ越し、あるいは健康上の変化など、目に見える形でのリセットが起こりやすい年です。

どの柱と併臨するかによる影響の違い

併臨が命式のどの柱(年・月・日)で起こるかによって、現れる現象のターゲットが変わります。

年柱の併臨:社会的な立場と親との関係

年柱は、祖先、親、目上の人、そして社会的な大きな枠組みを表します。 一般的に、60歳(還暦)になると、生まれた年の干支が再び巡ってくるため、誰しもが年柱の併臨(または伏吟)を迎えます。 この時期は、親の介護や相続の問題が発生したり、定年退職などで社会的な立場が変わったりします。原点回帰のタイミングです。

月柱の併臨:仕事と家庭の基盤

月柱は、仕事運、社会運、そして家系を表します。 ここに併臨が起こると、キャリアにおける大きな転機が訪れます。独立、転職、部署異動などにより、仕事に対するスタンスを根本から見直すことになります。 また、実家やきょうだいに関する問題が浮上し、家族としての在り方を問われることもあります。

日柱の併臨:自分自身と配偶者

日柱は、自分自身の心と体、そして配偶者(パートナー)を表します。 日柱との併臨は、人生の中でも特に影響力が強いとされています。自分自身のアイデンティティが揺らぐような出来事や、体調の変化が起こりやすくなります。 また、独身の人にとっては結婚のチャンス、既婚者にとっては夫婦関係の再構築(あるいは別れ)という形で、パートナーシップに大きなスポットライトが当たります。

併臨は吉なのか凶なのか?

併臨そのものに吉凶はありません。それはあくまでエネルギーの増幅装置です。その結果がどう出るかは、その干支が自分にとって必要な五行(喜神)か、不要な五行(忌神)かによって決まります。

喜神(良い星)の場合:大発展のチャンス

巡ってきた星が自分にとってプラスに働く場合、併臨は強力な追い風となります。 自分自身の力が倍増するため、独立して成功したり、大きな目標を達成したりと、人生が飛躍的に発展します。この時期に始めたことは、長く続く大きな成果を生み出します。

忌神(悪い星)の場合:試練とデトックス

巡ってきた星が自分にとってマイナスに働く場合、重圧を感じる時期となります。 物事が停滞したり、健康を崩したりと、強制的なストップがかかることがあります。しかし、これは悪いことばかりではありません。無理をしてきた部分を修正するためのデトックス期間であり、膿を出し切ることで、その後の運勢が軽くなります。

併臨の時期のベストな過ごし方

エネルギーが過剰になりやすいこの時期を、無事に、そして有意義に過ごすための3つのポイントを紹介します。

1. 変化に抵抗せず受け入れる

併臨の時期は、現状維持が難しくなります。変化の波が来たときに、無理に元の場所に留まろうとすると、かえって苦しみが増します。 変わることは怖いことではありません。今は脱皮の時期だと割り切り、流れに身を任せてみることで、意外なほどスムーズに新しい道が開けます。

2. 健康管理とメンテナンスを徹底する

特に日柱の併臨の場合、エネルギーの変動が肉体に影響を与えることがあります。 これまで健康だった人も過信せず、人間ドックに行ったり、食生活を見直したりするのに最適な時期です。この時期に体のメンテナンスをしておくことは、これから先の人生を健康に過ごすための投資になります。

3. 自分自身と対話する時間を持つ

外に向かってガツガツ動くよりも、自分の内面と向き合うことが重要です。 本当にやりたいことは何か、無理をしていることはないか。自分自身に問いかける時間を持ってください。瞑想をしたり、日記を書いたり、一人旅に出たりして、心の声を聴くことで、併臨のエネルギーをポジティブな方向へ導くことができます。


まとめ

併臨は、人生のシナリオにおける章の変わり目のようなものです。 少しの緊張感と、大きな期待が入り混じるこの時期は、あなたが生まれ変わるための準備期間です。

決して怖がる必要はありません。むしろ、今までの自分を脱ぎ捨て、新しい自分に出会えるチャンスです。 エネルギーの波に上手に乗り、次なるステージへと軽やかに進んでいってください。

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