干合とは『くっつきあう関係』という意味です。
くっつきあってどちらかの十干が『弱められる』という関係になります。
十干同士の干合の関係は以下のようになります↓
- 甲―己
- 乙―庚
- 丙―辛
- 丁―壬
- 戊―癸
元命式の中で干合が成立する条件としては干合する天干同士が必ず隣り合っていることが条件になります。
干合の組み合わせ同士が隣合っていないと干合は成立しません。
干合が元命式にあったり後天運に巡ると力量に変化が生じます。
力量によっては全く別の十干に変化することもあります。
干合の種類には、1つの天干が複数の柱の天干と干合する嫉合というパターンもあります。
嫉合は三角関係や財産の争いに巻き込まれやすいといった特徴があります。
他にも、天干と蔵干が結びつく明暗干合、蔵干同士が干合する暗合といった種類がありますがとりあえず最初のうちは干合の意味を頭に入れておけばよいでしょう。
干合の基本的な考え方
命式内に干合がある場合
元命式の干合は基本的には陽干が陰干を剋している関係です。
陰干は陽干の剋に耐えることができません。
陽干は簡単に陰干を尅します。
干合は陽からすると財星になり、陰干からすると官星になります。
変化する干合もある
干合は一定の条件を満たすと別の十干に変化することがあります。
変化する条件としては月令を得ていることと変化後の十干を尅す五行が天干か地支にないことが条件になります。
- 甲―己=戊―己(中正の合)
- 乙―庚=辛―庚(仁義の合)
- 丙―辛=壬―癸(威制の合)
- 丁―壬=乙―甲(淫疾の合)
- 戊―癸=丙―丁(無情の合)
以上が干合の基本的な考え方ですが流派によっては倍化する干合や干合すると十干が消えてしまうと考える流派もあります。
大運で巡る場合
干合が巡ると元命式の中の柱と結びついて命式の力量が弱められたりします。
大運に干合する干支が巡ってきた場合、無条件に『運勢が良くなる』とは言い難いです。
元命式の凶星が弱められれば吉と見ます。
逆に、大運で干合が巡ってくることによって吉星が弱められてしまうようであれば良くない干合とみます。
相手が干合の相性の場合
干合は惹かれるとか命式内にあると大運で巡ると運勢が良くなると言われていますが必ずしも良くなるということはないです。
お互いにないモノを持っている結果、惹かれることがあるといった方が正しいでしょう。
お互いに理解し合うことができれば最高の関係です。
ただし、お互い性格がまったく違うということも理解しておく必要があります。
お互いの気質が逆なので喧嘩が絶えなくなりますので・・・。
干合だから最高の関係ということではないのです。
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