どうも、四柱推命鑑定師の雄髙(ゆうこう)です。
今回は通変星、蔵干通変星にある『比肩』についてお話していきます。
比肩の基本的な性格
- 努力家
- マイペース
- 負けず嫌い
- 自立心がある
- 人に弱みを見せない
- 束縛されるのが苦手
- 一人でも楽しめるタイプ
- 職人気質、手段にこだわる
- 自分が看板、自分がブランド
- 頑固、なかなか自分を曲げない
一言で比肩を表すなら『マイペースだけど負けず嫌い』という特徴があります。
自分のペースで物事を進めたいんだけど他人が評価されていると負けず嫌いに火が付くようなタイプで『肩を比べる』と書くように他人と競うことを好む星です。
無意識に勝ち負けをジャッジしています。
また、自分の悩みを打ち明けるのが苦手なので友人にはなかなか悩みを話しません。
ただし、比肩の人は『この人は尊敬できる』と思った人なら自分の悩みを話して素直にアドバイスを聞きます。
人に頼るのが苦手で何でも自分でやってしまう面もあります。
短期目標型なので短い期間で達成できる目標をこまめに設定し行動していくことが大切です。
(劫財は長期目標型)
手段や方法にこだわるタイプなので目標を設定して頑張る時は手段と目的が入れ替わってしまわないように注意しましょう。
団体行動よりも個人行動を好みます。
日柱にある場合
日柱はプライベートや恋愛運を表す柱です。
プライベートでは一人で出かけても楽しみを見出して楽しめたりします。
比肩の人は束縛を嫌い、自由を愛すので団体で行動するより単独行動を好みます。
恋愛では尊敬できる相手を好きになる傾向があります。
付き合ってからはなかなか自分の意見を曲げないのでパートナーと衝突することも多くなります。
特に、比肩同士の恋人やパートナーは特に衝突しやすい傾向があります。
月柱にある場合
月柱は主に仕事運を表します。
比肩建禄、比肩冠帯などの身強の星が組み合わさると自我の強いタイプになります。
その場合は自分を表現できる仕事や自立心を活かして起業などもいいでしょう。
年柱にある場合
年柱の比肩は家系から引き継いだ才能や親との関係を表します。
年柱に比肩があると親との意見が合わなかったり目上の人と衝突しやすかったりします。
家系に頼らず、早めに家を離れて自立するのが吉です。
他の通変星との組み合わせ
比肩は他の星の悪い部分を強める性質があります。
ここでは月柱の蔵干通変星が比肩、月柱の通変星が組み合わさった時の意味を見ていきましょう。
比肩+比肩
比肩が二つ重なると比肩の意味が強まるか、比肩の兄弟星である劫財の要素が強く出る場合もあります。
比肩の意味が強まる場合は自我が強く、自己主張の強い自分になります。
自分の意見を押し通そうとするので周囲との衝突も多くがちに。
無意識に意見を押し付けてしまわないように注意しましょう。
劫財+比肩
兄弟星の劫財が組み合わさると駆け引きの得意な自分になります。
損得を瞬間的に判断するので交渉ごとや人を動かす『根回し』に長ける自分になるでしょう。
食神+比肩
食神と組み合わさると駆け引きなどは苦手な自分になります。
傷官+比肩
傷官と比肩が組み合わさると繊細な性格になります。
人に気を使い過ぎたり細かいことに気づき過ぎてしまうので人付き合いでは疲れてしまうことも多くなるでしょう。
頭がいいので資格を取って仕事に活かしたり、クリエイティブな分野での才能が輝きます。
偏財+比肩
比肩が偏財を尅すカタチの組み合わせになります。
良く出れば事業家として金運に恵まれますが、悪く出れば見栄心から出費が多くなり金運が遠ざかってしまうこともありますので注意しましょう。
友人や人脈にも恵まれるタイプですが個人主義なところがあります。
長所をうまく活かしていきましょう。
正財+比肩
比肩が正財を尅す組み合わせですが努力を怠らなければ安定的な金運に恵まれるでしょう。
しかし、真面目で負けず嫌いな性格が強調されて融通が利かなくならないように注意が必要です。
広い視野と柔軟性を持つようにしましょう。
偏官+比肩
偏官が比肩を尅す組み合わせです。
偏官と組み合わさると行動力がある自分になります。
その一方で、偏官を活かすことができないと短気な性格になったり暴力性が出たり他人に対して強く当たったりしてしまいます。
定期的に体を動かしたり、運動したりしてエネルギーを発散させましょう。
正官+比肩
正官が比肩を尅す組み合わせです。
比肩の悪い面が薄まり、正官の良さが引きだちます。
真面目で責任感が強い自分になるでしょう。
協調性もあるので周囲から信用される組み合わせです。
悪く出るとプライドや世間体ばかり気にしてなかなか行動できない自分になります。
偏印+比肩
自由を愛する星、偏印と比肩が組み合わさるとマイペースさが強調され捉えどころのない性格になります。
人の意見を聞かなかったり、あまのじゃくな面があります。
頭が良く、要領を掴むのが早いのでセンスがいい組み合わせです。
印綬+比肩
印綬が組み合わさると慎重な性格になります。
知識欲がありとても勉強家です。
知識で人と比べることが好きなので知識においては誰にも負けたくないと思うようになります。
頭でっかちにならないようしっかりと行動することも大切です。
十二運星との組み合わせ
比肩+養
尊敬できる上司や師匠に恵まれやすくなります。
周りからのサポートを得て運を発展させることができる組み合わせです。
比肩+長生
しっかり者の星である長生が組み合わさるとと周囲の人から頼られやすくなります。
いつの間にかチームのリーダーに抜擢されたりすることも多いようです。
信用されやすい星なのでうまく活かすと財を築くことができます。
ただし、承認欲求が強いので人前では見栄を張ってしまうことも。
比肩+冠帯
自己主張が強くなる組み合わせです。
華やかな世界を好み、女性を対象に商売を始めると成功しやすい星です。
言わなくていいことをつい言ってしまい、一言多くなってしまいがちに。
発言からトラブルを招いてしまうこともあるようです。
比肩+建禄
比肩と最も相性のいい十二運星です。
建禄の吉面が比肩によって全面的に底上げされます。
忍耐力があり、コツコツと努力を積み重ねて運を発展させる運勢を持っています。
短期的な目標を設定することが成功のカギです。
比肩+墓
比肩と墓が組み合わさると慎重派で保守的な自分になります。
神様や霊的な存在など、目に見えないモノを大切にします。
占い、スピリチュアルや精神世界にも興味を持つでしょう。
スピリチュアルに関わる仕事をしている人や占い師にも多い組み合わせです。
比肩の人の恋愛運・結婚運
比肩男性は自由人でマイペース
比肩の男性は人に弱い自分を見られることが嫌いなのでなかなか自分の弱みをパートナーに話しません。
また、自由人でマイペースなところがあります。
束縛はしませんがされることを非常に嫌います。
自分のペースを大事にする人です。
比肩女性は尊敬できる男性が好き
比肩の女性は、男性に対しては尊敬できる面がある人を好みます。
親を大切にしている人や自分の考えをしっかり持っている人を好むでしょう。
パートナーと喧嘩した時は比肩の女性はなかなか意見を曲げません。
まとめ
比肩は自立心の星で自我を強める働きがあります。
持っている人は上手く活かしていただければと思います。
今回は比肩の星の意味の解説ですが、他の通変星や五行の組み合わせによっても星の意味が変わってきますので実際の鑑定ではもっと詳しく見ていきます。
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