こんにちは!四柱推命鑑定師の雄高です。
命式内に納音がある場合の意味や後天運での過ごし方、調べ方について納音に関しての情報をお話していきます。
納音=物事が白紙に戻りやすい
納音とは、大きい意味では物事が白紙に戻りやすいという意味があります。
命式内に納音がある場合や、命式内になくても大運・年運などに納音が巡るタイミングになると物事が白紙に戻りやすいという現象が起こることがあります。
具体的には、職を失う、離婚、など積み上げてきたことがゼロに戻ることがあります。
ただし、謙虚さを忘れず、初心を忘れずに毎日新鮮な気持ちで物事に取り組んでいれば納音は発展しますので努力次第で成果が期待できます!
納音をお持ちの方や年運や大運が納音のタイミングの方、落ち込む必要はありません。この記事で開運法もお伝えさせていただきます。
命式内に納音がある場合
日柱と月柱が納音=仕事で苦労する・離婚しやすい
日柱と月柱が納音の関係なら仕事に滞りを生じるといった星になります。
完成間近なものが何らかの外部要因によって白紙に戻る、ゼロに戻るなどの意味があります。
例えば、、、
- 経営者なら会社の経営が上手くいかなくなった。
- 会社員なら会社をクビになってしまった。
- 結婚直前で相手との関係が悪くなり別れる。
- 幸せな結婚生活が反転、離婚の危機になってしまった。
などの象意が現れることがあります。
日柱は夫妻宮(夫婦との仲)を見る部分です。日柱の地支と月柱の地支が冲という相剋関係を起こすことで夫妻宮に問題が生じる=離婚や異性との関係が上手くいきにくいといったことが現れることがあります。
日柱と年柱が納音=目上の人との関係がうまくいきにくい
目上の人との関係がうまくいきにくいという納音の組み合わせです。年柱は目上の人や年上の人を意味する柱です。
日柱と時柱が律音=部下・目下の人間・子供との関係が上手くいきにくい
年下の人(部下や子供)などとの関係が上手くいきにくい納音です。時柱は主に年下の人との関係を表します。
元命式に納音がある命式の開運方法
納音の悪い影響を受けやすい行動には
- 嘘をつく。
- 他人のことを悪く言う。
- やましいことをしている。
- 自分さえ良ければいいという考え方をもっている。
などがあります。
普段から誠実さを意識していれば納音の悪い影響を受けることはありません。具体的には下記の行動を意識してください。
1,とにかく陰徳!
陰徳とは善い行いを人に言わないことです。具体的には寄付やゴミ拾いなどが当てはまります。
納音はあまり良いイメージがありませんが納音を持っている人は独特の魅力があり、その字の通り魅力が自分の中に『納められている』ということが多いです。
要するに、魅力が『眠ったままである』という状態です。
しかし、それが陰徳を積むことによって開花していきます。
常に人の見えないところで『人を喜ばせることを普段から意識して行っていく』と好転して運勢が開花していきます。
2,初心を忘れず、常に向上心を持つ
初心を忘れず、常に新しい気持ちで物事に取り組むことが重要です。
一度上手くいったことがずっと続くわけではありません。『天狗にならない』ということを肝に銘じることが大切です。
仕事でも現状の能力にあぐらをかかずに常に向上心を持っていれば大きな成果を発揮できる可能性があります。
元命式に納音がある有名人
松井秀喜さん(プロ野球選手・メジャーリーガー)・時柱不明
野球界で多大な成果を残して国民栄誉賞を授与された松井秀喜さんですがその野球人生は人間関係に大変苦労したそうです。
小学校低学年の時に監督からの指示が分からずそのまま野球チームを辞めさせられる。
メジャー(ヤンキース)時代MVPを取ったのには監督から解雇通告される。
チームメイトとの確執
など、天才と言われているけど不遇な時代もあったそうです。
しかし、松井秀喜さんは練習の鬼でもあれば陰徳の鬼でもありました。今でも自然災害によって被災した地域にはいち早く寄付金を送るそうです。
メジャー移籍後はチームメイトや取材陣の名前をいち早く記憶し、チームメイトの気配りは常に怠らなかったと言います。納音があっても鬼の努力で人間関係を乗り越えた松井秀喜さん。善行は納音を跳ねのけて飛躍させます!
松井秀喜さんは野球の実力だけではなく人間性を磨くことにも努力ていました。
チームメイトの誕生日を記憶していたり少しでもお世話になった人にはプレゼントを必ずするということをしていました。陰徳や人を喜ばせることで納音を味方につけたのです。
相手との関係が納音の場合
相手と納音の関係かどうかはお互いの日柱同士で判断します。
相手との関係が納音なら『自分と真逆の価値観に生きる人』という意味合いがあります。
納音の関係の相手とは、自分とは逆の立場からアドバイスをくれる貴重な存在で一緒にいるととても勉強になることが多いです。
価値観が逆なので、勉強にもなる相手とも言えるでしょう。ただし、お互いの器次第では衝突する可能性もあります。納音の相手と上手くやっていくには自分と相手の器次第で悪くなることもあれば良好にもなります。
夫婦で納音の関係の場合は旦那さんの方が奥さんの意見を尊重してあげることでうまくいくようになるでしょう。
納音の関係を持つ友人や同僚などの場合は上下関係がないのでお互いが相手の意見を尊重することで納音の関係が改善していきます。(※ちなみに僕の親友とは日柱同士が納音の関係です!w)
年・大運などが納音のタイミングの過ごし方
年運のタイミングは60年に1回のタイミングで納音が訪れます。大運の場合は納音が訪れる10年間をもつ命式もあれば大運では納音が存在しない命式もあります。(後者の方が圧倒的に多いです)
- 納音の時はおとなしくしてた方がいいのか?
- 普段と変わらず過ごしていていいのか?
など、納音をどうやって乗り切ればいいのか疑問に思いますよね。
納音の時期に入るまでに問題を解決してクリアにしておくことが重要です。
それまでに人間関係、仕事のこと、お金のことなるべく抱えている問題を解決しておきましょう。
やましいことをしている・後ろめたいことをしている、嘘をついている自覚がある人は納音に入るまでに清算しておきましょう!w 不倫・浮気がバレる、会社を経営している場合は不祥事がバレるなどの現象が起こりやすいです
納音の調べ方
納音を調べる方法は大きく分けて二つあります。
1、干支番号から調べる方法
他にも納音を調べる方法として干支番号を使う方法もあります。
干支には1~60番の番号があります。
見やすいように表を作成してみました。
以下、隣あう干支同士が納音の組み合わせです。
自分の干支番号と30番違いにある干支が納音の関係になります。
例えば、干支番号1番の甲子と30番違いの干支は31番の甲午ということになります。
自分の干支と30番違いの干支が納音の関係です。
2、冲の関係から調べる方法
日干が同じで、地支は相手との関係が『冲』という対極にある干支になります。
例えば、甲子との納音の関係は甲午ということになります。
庚寅と納音の関係は『庚申』壬戌と納音の関係は壬辰といった具合です。
まとめ
- 納音=物事が白紙に戻りやすい
- 日柱と月柱が納音=仕事で苦労する・離婚しやすい
- 日柱と年柱が納音=目上の人との関係がうまくいきにくい
- 日柱と時柱が律音=部下・目下の人間・子供との関係が上手くいきにくい
- 陰徳を積み初心を忘れるべからず!
納音は物事に対して謙虚で新鮮な気持ちで取り組んでいけば発展する星です。
普通の人より大きく飛躍する可能性も持っていますでの是非納音を活かしてください!
コメント