こんにちは。雄髙です。
今回は神殺の一種である『魁罡(かいごう)』について語っていきます。
はじめにお伝えしますが日柱に魁罡があるからといってそれだけで運勢が決まるわけではないのです。
分かりやすく読み解くために作られた『神殺(しんさつ)』の一部でしかありません。
四柱推命の鑑定では命式全体の五行のエネルギーを見て総合的に判断する必要があります。
私は実際の鑑定では魁罡は優先度が低く参考程度に見るだけです。
この記事も参考程度に楽しんでください。
魁罡を持つ人の生き方はパワフル?
まず、魁罡には4種類あります。
日柱に以下の干支があるのは魁罡です。
- 戊戌(つちのえいぬ)
- 庚辰(かのえたつ)
- 庚戌(かのえいぬ)
- 壬辰(みずのえたつ)
以上の4つが魁罡の組み合わせになります。
これらに共通しているのは戌と辰の地支であることです。
また、これらの干支は以下のいずれかにも当てはまります↓
日干と地支が同じ五行であること(戊戌)
日干が地支から生じられていること(庚辰、庚戌)
地支と通根していること(すべての魁罡)
以上の3つが当てはまります。
他にも壬戌も魁罡とみなす流派もありますが個人的に壬戌は当てはまらないんじゃないかなーと思います。
(壬が地支の戌から尅されちゃってますからね)
なので、ここでは前述した戊戌、庚辰、庚戌、壬辰の4つを魁罡とみなします。
魁罡がある人はエネルギッシュ、パワフル、お化けも逃げ出してしまうくらいの運気の持ち主!と言われていますが確かにエネルギッシュな人は多い印象です。
日柱が魁罡で命式が身強の命式なら組み合わせにもよりますが風俗関係の仕事に就いて体を売るような仕事を選ぶ人もいます。
『魁罡(かいごう)』の人は独特な雰囲気を持つ
土の五行は雑気を含んでいます。
例えば、辰は本来の蔵干は土ですが乙と癸の五行を持っています。
戌も本来の本気蔵干は土ですが丁と辛の蔵干があります。
1つの地支に複数の五行のエネルギーを溜め込んでいる人なのです。
つまり、考え方が独特だったり他人とは違う視点を持っている
こうした地支の性質が表に出ると、他人の目からはパワフルとかエネルギッシュだと思われているのだと思います。
地支に雑気のエネルギーが入っているだけあって内心は複雑でミステリアスというか独特な雰囲気の人が多いです。
文豪にも魁罡持ちは多いとされていますが作品を通じて内面の複雑さやミステリアスさを表現できる持ち主であることは間違いありません。
『魁罡(かいごう)』の人は前世が賭殺業に就いていた人?
中国の方では魁罡の人は前世が賭殺業に就いていた人、という見方をします。
魁罡を日柱に持つ人は、前世のカルマの解消のために肉は食べない方が良いという考え方もあります。
特に、四つ足の動物を食べるのは避けた方が良いと言われています。
牛や豚などは可能であればなるべく食べない方が良いでしょう。
(鳥は四つ足ではないのでギリギリセーフかと・・・w)
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